新しい視点で予防医学を考える　NAGANO-KEN HEALTH SERVICE ASSOCIATION.INC.

　財団法人長野県公衆衛生協会は、昭和54年3月に長野県の認可を受け、学校検診事業を中心とする公益事業活動を行ってまいりました。また、平成25年4月の公益法人改革に伴い一般財団法人 長野県公衆衛生協会とし新たなスタートを切ることになりました。

　私どもの前身は、戦後の混乱期の終焉とともに、財団法人日本寄生虫予防会（平成24年4 月公益財団法人予防医学事業中央会に改組）の長野県支部として、児童生徒の寄生虫撲滅のための活動を通して、寄生虫感染症を撲滅してきた歴史があります。

　その後、児童生徒の健やかな伸長を願い、腎臓検査・血液検査・心臓検診など様々な検査事業により、市町村教育委員会の学校保健行政の補完的役割を担い、長野県の長寿社会の礎を築いてまいりました。

　近年にあっては、メタボリックシンドローム(生活習慣病)対策として、国による「特定健診・特定保健指導」が始まり多くの県民の方が健康に関心を持ち、健診を通して健康管理に努めているところです。当協会は、この健診の検査事業を担っているところです。

　こうした状況にあって、当協会は児童生徒の小児生活習慣病対策にいち早く取り組み、昭和62年度予防医学事業中央会の研究事業に参画し、学校検診を通し検査結果の分析を行い、学校での保健指導のサポートデータとして提供をしてきたところです。

　今後とも、児童生徒の健やかな成長のために、予防医学事業に力を入れ事業活動を展開していく所存です。

  一般財団法人長野県公衆衛生協会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長　飯 塚 康 彦